協会誌最新号Vol.41/ No.2 (通巻142号)
特集「臨床知と工学知の可能性」
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「リハビリテーション分野における「臨床知と工学知の融合」は、単なる最新技術の導入ではなく、現場の切実な課題を解決する不可欠なプロセスである。臨床現場にリハビリテーション職種と工学関係の職種がいる場合は、常に交流から新たな技術や知見が生まれると思います。私も含めて多くの現場では、その融合が身近であることは少ないと考えられます。今回の特集記事からは、実際にどのようの融合することで課題を解決したかを学べると思います。
例えば、障害児者向けのデジタルリハビリツール「デジリハ」は、専門職や当事者の臨床的な視点を最初からシステム設計に組み込むことで開発されました。
また、「デジタル装具手帳」は、制度の制約によるフォローアップの断絶という臨床現場の悩みを、テクノロジーという具体的な解決策によって橋渡しする社会実装の挑戦です。
さらに、AIを用いた姿勢・歩行評価ツールの事例が示すように、工学知がもたらす客観的なデータは、決して臨床家の判断を代替するものではなく、意思決定を支援し、専門職の暗黙知を多職種や患者と共有するための補助線となります。
これらの事例は、工学的な客観性や再現性と、臨床的な個別性や生活背景への深い理解が補完し合うことで、初めて対象者の生活を支える実践的価値が生まれることを示している。是非、一読いただき、皆様の実践に繋がることを願っております。」
特集
特集にあたって 「臨床知と工学知の可能性」(P83)
- 中原 啓太
特集 臨床知と工学知の可能性 遠隔リハビリテーションにおける臨床的判断と工学技術の融合(P84)
- 吉川 光司
特集 「健康寿命の延伸」を実現するオンラインリハビリの可能性(P89)
- 池上 晋介
特集 デジタル装具R手帳の開発経緯と社会実装への挑戦(P94)
- 春名 弘一、佐藤 健斗、弓野 詩苑、鈴木 卓真
特集 デジタルを活用したフレイル予防〜練馬区の取組(P98)
- 藤原 綾子 、蔵田 浩之 、米田 千賀 、野辺 薫
特集 足立区における ICT を活用した新たな介護予防・認知症予防施策 「あだち脳活ラボ」の展開(P104)
- 神家満 麦
特集 AIを用いた姿勢・歩行評価ツールの実践事例について(P110)
- 渡辺 健太 、矢木 崇善 、東本 有司
特集 重度障害児・者のデジタル活用事例 ―臨床知と工学知が交差するデジリハの開発と実践―(P114)
- 大松 聡子
特集 ボツリヌス治療後のホームケアにおけるアプリ活用(P118)
- 上野 竜治 、岩田 真実






