公開日 2024年6月20日 / 更新日 2024年8月5日 2:54
トークセッション「人とテクノロジーが紡ぐみんなのくらし」
日時・場所:2024年8月25日(日) 10:50-12:30 C202教室
私たちは,なにげない生活やさまざまな活動の中で「人」と「人」との関係性の大切さに気付かされます.また自分に合った「テクノロジー」に出会い,効果的に利用されることで,自身の生活に見通しを持つことができ,希望が生まれ,それが次への動機付けにつながり,さらに生活の幅が広がることでしょう.
今回は中部支部会員であるお二人に,これまでの経験や生活,現在の活動やテクノロジーに寄せる想いなどを語っていただき,私たちがどのようにテクノロジーを活かしていけばよいのか,対話を通して共に考えたいと思います.
トークテーマ1:「リハ工学に支えられ 40年」
話題提供者:上村数洋(バーチャルメディア工房ぎふ)
【トーク概要】
43年前、交通事故により頚椎損傷(C-4)四肢完全麻痺となる。転院先の病院で退院を決意した頃、医師より一人のリハ工学のエンジニアを紹介された。そこで初めて呼気圧SWと電話「ふれあいS」に出会い、生活への微かな糸口を感じた。以後、環境制御装置をはじめ、パソコンの操作が出来る「KBマウスエミュレーター」の開発試用により、単にコミュニケーションの道具としてだけでなく、生きる自信と希望・意欲までも持てるようになり、催しや発表の場への参加の機会も増え、生活を大きく変えてくれました。現在私は、同じ重度の障害者の在宅就労支援の取り組みをしています。様々な恩恵を受けてきた支援技術・リハ工学について紹介すると同時に、気がつくと重度障害者から後期高齢者に。そこに待ち構えていた新たな課題とリハ工学への期待、支援技術を支える社会全体としての理解とあり方への思いについてお話しが出来ればと思っています。
トークテーマ2:「能登半島地震での支援活動、そして今思うこと」
話題提供者:北野義明(石川県リハビリテーションセンター)
【トーク概要】
能登各地の避難所や金沢の1.5次避難所、そして仮設住宅での生活は、従前の生活と大きく異なる環境が問題となっており、リハエンジニアとして、その改善や補助用具の支援に取り組んできた。これらは、動作や活動をイメージして、いかに人と環境とモノを調整し、実現・提供していくかがポイントとなり、テクニカルエイドそのものであった。そして、その対応手段のバリエーションや効果を引き出すのは、対象者や各支援者との関係性によるものが大きいと実感している。
モデレータ:渡辺崇史(日本福祉大学)
